2006/03/09/034011
ニッポン・レトロモダン・ストリート
緒川たまき目当てで録画しておいたニッポン・レトロモダン・ストリートがツボだった。
独立UHF13局共同制作(実質的には東京MXが制作してたみたい)ってことで関東だと東京MXとかテレビ埼玉、千葉テレビ、テレビ神奈川とかで流れてたので見逃した方も多いと思う。緒川たまきファンの行きそうなウェブではそれなりに話題になってたのでここに書いときゃよかったかも。それぐらい良かった。
何が良かったって緒川たまきじゃなくて無論内容ね。モガな格好してた緒川たまきはなんだかこの番組では撮り方のせいなのかもしれないけど、最近魅力がなくなってきた気がする。歳?もう34だもんね。歳を増すごとに良くなっていきそうだったんだけどね。殆どチェックしてないけど「うそつき」とかで消費されたのかな。個人的に初めて惹かれたのは「よい国」とか「文學ト云フ事」の頃(あぁこの頃のフジテレビ深夜番組は特別だった気がする。というか片岡Kの力か。)だったと思うけど、なんか勝手ながら飽きてしまったのかも。
で、この番組、よく撮ってた。新日曜美術館な感じだったな。うん、それこそ美術館にいるというくらい落ち着いた気分になれた。ズーミングやパンの動きとか、編集の詰めがちと甘い気がしたけど、落ち着いた構成で見ごたえあった。あ、でもナレーション(緒川たまきではない。)が少し。誰かの著作を引用する時の声の作り方が稚拙。声優を用意する予算無かったのかな。まぁ詳しくは上の公式サイト見ていただくとして、昭和初期に来日した独逸の建築家ブルーノ・タウトを軸に各地に残る昭和の建物を丹念に紹介していって大正、戦後から現在までの日本の都市空間と生活に言及するような内容。あんま関係ないが、90分って、映像には丁度いい。人間の集中力の問題もあるが、好きな映画とか、90分くらいのものが多い気がする。すっきり小気味良くまとまるんだよね。確か押井守が似たようなこと言ってた気がするな。ルコントの映画とかも、もしかしたら90分くらいのとか多いんじゃないかな。
なんか最近観たかったもんを観れた感じ。日本的なもんを何かの拠り所として探し回る場合、この辺の文化って結構忘れられがちだけど、うまい具合に和洋折衷な、所謂「モダンさ」ってのは今どっかしら欠落感を持っている人は皮膚感覚的にスッポリとハマるんじゃないだろうか。このところ既にそういう潮流とかもあるし、毎度ファッションは繰り返すんだけど、ポストモダン以降だからこそなんとも言えない憧れもある。いやぁお洒落だよね。単なる回顧主義は好きじゃないけど。