2006/07/21/015839

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ドラゴンヘッド(映画版)

原作は結構好きなのだけど、予告編どころか映画化の話が出た段階からバカにしてて、全く観る気がなかったドラゴンヘッドの映画版を、先日観た日本沈没が中途半端で消化不良だったからか、最近作られた似た類の邦画がどんなもんか確かめたくなったからか、急に思い立って借りて観てみた。

各方面で相当否定的な評価ばかりのようだが、かなり楽しめてしまった。「え?こんな映画で?」と思われるかもしれないが、結構ドキドキしちゃったし。

例えば演技等には最初から期待していないからなのか、特に気になる点が無かった。たまたまちょっと前に仕事で接点のあった方が参加していたことから気になっていたCGの出来も2003年時点の邦画として考えるとかなりいい線いっていると思う。恐らく多用されたであろうカメラマッピング(立体データに背景画を貼り付けるCGの手法)もなかなか巧かった。

原作との差は最初から覚悟しているので全く違和感もなく。むしろ巧い料理の仕方だと思えた。

もしかすると映画はこの十数年それなりに量を観てきたせいもあって、自分の中に最近の邦画に対する贔屓目というか甘さがあるのかもしれない。まぁ甘さというよりガッカリしないための安全装置としての心構えみたいなものかな。以前だったら細かいところに大量の粗を見つけてこき下ろしていたんじゃないかと思う。初めて予告編を観た当時はぜってえこんな映画観ねぇ!とか思ってたし。

でもなんだかホントに面白かったんだ。実際公開当時に映画館で観てたら全然違う印象なのだろうけど、映画館で観といてもよかったと思えたくらい。気分的なものなのかな。面白いと思ったのなら素直にそのまま受け止めればいいのだけど、どこか感覚が鈍くなっているのではないかという恐れがある。