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第337回 ダイナミックグローブ

このあいだの週末に、第337回 ダイナミックグローブを観てきた。行こう行こうと思っていて機会がなかったボクシング観戦にようやく初めて行けた。

メインイベントの日本ライト級タイトルマッチも、もちろん面白かったが、日本ランカーの闘いやお互いデビュー戦という組み合わせのものなども、熱が入っていてなかなか。特にスーパーライト級の駿河男児・大山卓也戦はかなりの打ち合いになって見ごたえがあった。

結構いい位置で見れたということもあり、試合そのものだけでなく、セコンドの動きをはじめ、テレビ中継の入り方やメインに至るまでの観客量の推移や動向など、試合周囲のディティールを見ることができて、そういった部分もまた勉強になった。初めてということで、そういう部分にも興味が行ってしまう。どのスポーツにも言えることかもしれないが、おっさん客の野次もやっぱり傍で試合を観ながら聞くと面白いものだ。

やはり、ボクシングというのは厳しいスポーツだ。無論、プロスポーツはもちろんのこと、真剣にやりゃぁプロ・アマ問わずスポーツだろうがなんだろうが厳しいもの。しかしあの舞台に立つまでの苦行を想像するだけで、全選手に頭が下がる思いがする。他の格闘技などにも違った面白さがあるだろうし、それぞれに凄まじい真剣勝負が繰り広げられているのだろうが、試合の真剣さという点でボクシング観戦というのは特別な魅力があるような気がしてしまう。これは自分の中のボクシングのイメージが妙に偏っているからなのかもしれない。

ただ、そう言い(書き)つつも、今回は全試合とも、熱の入り方という点では今ひとつ物足りない点があった。恐らく初めてなので期待しすぎた部分があるのと、素人目には見えない静かな熱を感じ取ることができなかったからだろう。しかし、いつ観たものかも誰の何の試合かも忘れたが、随分前にテレビで観た試合のいくつかで感じたものは、もっと壮絶で熱のこもったものだったような気がする。あまりボクシング自体や今回の試合には関係ないかもしれないし、素人がこれ以上言うのは失礼かもしれないが、ある見方をすれば、ボクシングというものに限らず、あらゆることに対する真剣さのようなものを維持するのには、今は難しい時代でもあるのじゃないかと、ふと少し考えてしまった。

いずれにしろ、全ては生で観なければ感じられなかったことばかり。今回もまたいい機会だった。パンチが決まった時など、ライト級やスーパーフライ級であの音と重量感なのだから、へヴィー級などは想像を絶する。機会があったら是非、重量級の試合も観てみたい。